*p!ntoの良さを伝えたい*

シャルコマリートゥース病

前回のブログで、pippiが愛用している座位補助具、p!ntoについて触れました。

今回はそのp!ntoについて、もっと掘り下げて紹介していきたいのですがちょっとその前に・・・

まずは人が座位を保つ仕組みについて解説してみたいと思います。

支持基底面と重心

人が空間の中で姿勢を保つということを理解する上で重要なもの。

それは、支持基底面(しじきていめん)と重心のバランスです。

支持基底面とは、簡単にいうと・・・

👉「体を支えている部分が地面に接している範囲

のことです。

例えば、

  • 立っているときなら「両足で囲まれる範囲」
  • 四つん這いなら「両手・両膝が接している範囲」
  • 座っているときなら「お尻と足が支えている範囲」
    が支持基底面になります。

重心を簡単に言うと・・・

👉「体の重さの中心となる点

のことです。

人が立つとか座るといった姿勢を安定させる要素は

✅ 重心が支持基底面の中にあるかどうか

なんです。

たとえば、

  • 立っているとき
     両足で作る範囲(支持基底面)の中に、体の重心があれば安定して立っていられます。
     もし重心が足の外側にずれると、倒れそうになります。
  • 座っているとき
     お尻と足で支えた範囲の中に重心が収まっていれば、しっかり座れます。
     もし重心が前にずれすぎると、前のめりに転びそうになります。

つまりは・・・
▶️ 「広い支持基底面」+「重心がその中にある」→ 安定した姿勢

▶️ 狭い支持基底面」や「重心が外に出る」→ 不安定で倒れやすい
ということ!

学校生活や会社ので行われる全体朝礼時、足を肩幅に広げて立つ場合と、踵を揃えて立つ場合、肩幅に広げて立つ方が安定しますよね(^_^*)

また、椅子に座ってテレビを見る際、深く背もたれて座れば問題ないですが、先っぽに浅く腰掛けるとちょっとした動きで重心が外にずれてバランスを崩しやすくなりますよね!


筋肉・骨格・関節

人が座位を保つためには、支持基底面と重心のバランス良い位置関係の他、骨盤や背骨、股関節などの関節が正しい位置にあることも大切です。

人の体を大まかにパーツ分けすると、足・下腿・大腿・骨盤、背骨、頭蓋骨があります。

これらパーツのつなぎめには、膝関節・股関節といった関節があります。

これらの関節がしっかり支え合うことで、体をまっすぐに保てる土台が作られます。

そのためには、関節がしなやかに動く範囲、つまり関節可動域が適切である必要があります。

可動域が狭すぎると、体をまっすぐに保とうとしても動きに制限がかかるため、支持基底面と重心のバランスが崩れやすくなります。

重心が前や後ろにずれて倒れそうになるため、無理に筋肉を使って姿勢を支える必要が出てきます。

疲労につながりますね😓

逆に、柔軟性があると、座るときに体に無理な力をかけず、自然でリラックスした姿勢をとることができます。

また、座った姿勢をキープするためには、筋力も欠かせません。

特に、体幹(お腹・背中・腰)・股関節周りの筋肉がしっかり働くことが重要。

まとめると・・・

体幹・股関節周りの柔軟性と筋力があって初めて、支持基底面の中に重心をおさめることができ、安定した座位を保てる

というわけです!(動きを微調整するために平衡感覚も大切ですがここでは割愛させていただきます)

p!ntoの特徴

p!ntoの開発者である作業療法士の野村寿子さんは、人が座る様子をこう説明しています。

人が椅子に座ると、重い骨盤が後ろに倒れていき、張り出した肋骨が背もたれにあたることで腰が丸くなり、頭が前に落ちていく姿勢となります。これにより、猫背、腰痛、肩こりを作り出してしまう。丸い卵が平らに置かれると、自然と転がっていく様子と同じ。では、卵を包み込むような形のくぼみに置いて見るとどうでしょうか。転がることなくその場に止まりますよね。

p!ntoもそれに似ていて、肋骨、骨盤、お尻、太ももを、まるで手で支えるかのように優しく包み込む設計となっています。

そのため、余計な力を使わずに楽に長時間座位を保てるのです。

ドランクトラゴンさんのYouTube番組に出演時の発言を、私なりに要約したものです。

野村さんの実際の説明を確認されたい方、また、p!ntoの良さを知りたい方はこの動画をご覧ください。

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pippiとp!nto

シャルコマリートゥース病は特徴的な足部の変形をきたすことが多いです。

凹足(甲高でハイアーチの状態)、下垂足(つま先を持ち上げて足首を上方向に挙げることができない)、逆シャンパンボトル型(ふくらはぎの筋肉が萎縮することで下腿がシャンパンボトルを逆さまにしたように変形する)など。

pippiも、上半身やお顔に対してアンバランスに細身の下肢で、足首は硬く、しゃがみ込みが困難、リハビリの評価にてSLR陽性※でした。

SLRテスト・・・寝た状態で膝関節と足関節を固定し、股関節から下肢を他動的に屈曲させていった時痺れや疼痛といった症状出現の有無を調べるテスト。70度以下で症状が誘発されると陽性。ハムストリングスや下腿三頭筋肉といった下肢後面筋柔軟性の評価にもなる。

pippiはまた、体幹の弱さも著名でした。

仰向けから腹筋を使って直上に上体を起こし上げる動作が、小学生になってもできませんでした。

家の中ですれ違いざまに少しぶつかっただけで、踏ん張ることができず、吹っ飛ぶように倒れることも多々ありました。

股関節周囲・足関節の柔軟性に欠け、下肢・体幹の筋力も弱く、まさに姿勢を保つ土台がしっかりしていない状態だと言えました。

でも、p!ntoを使うことで、座位時間が伸び、集中して宿題に取り組む時間が確実に増えました。

特に腰から下肢にかけての痛みのような怠さのようななんとも言えない症状が軽減。

p!ntoに使われている技術、エスリーム設計とやら、この優れた機能のおかげだと考えています。

エスリーム設計は、(株)PASの特許技術。

(株)PASは p!nto開発者で作業療法士の野村寿子さんが代表取締役。

肋骨、骨盤、お尻、太ももを、まるで手で支えるかのように優しく包み込む設計は、まさにエスリーム設計そのもの。

百聞は一見にしかず!!

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